To handle (A)

2021, インスタレーション
映像: 小牧寿里
協力: さっぽろ天神山アートスタジオ

屋外の風の動きが、磁石や電気の状態に変換され、屋内にある物体の動きやモニターの画面を変化させていきます。モニターには、遠いどこかの空の映像と展示場所の天気予報が切り替わりながら映し出されます。

「バタフライエフェクト」「風が吹けば桶屋が儲かる」など、風の動き程度の変化が遠い場所で予想だにしていない結果をもたらす状態を指した表現があります。作品はこのような状態が今日、人工物と自然環境の境界なしに生まれる様子を凝縮します。

*アーティスト撮影